緑のカーテンをはじめる前に知っておきたい6つの注意点

ガーデニングと夏の日差し対策にもってこいなのが緑のカーテン。

見た目も室内も涼しげになっていいですよね。わたしも2016年にベランダでゴーヤを育てていました。

しかし、緑のカーテンを育てる前の心がまえ…知っておいたほうが良いこともあります。栽培にあたってチェックすべきことを確認しておきましょう!

また、植物を育てるのは大変だけど、緑のカーテンがほしい…という人のための商品もご紹介しています。



緑のカーテンの意義

緑のカーテン
最初に緑のカーテンの基礎知識的なメリットを簡単におさらいします。

遮熱・節電効果

真夏に部屋の温度が上がる、その大きな原因は窓にあります。
直射日光が窓から入り、カーテンに熱を伝え、さらに室内に伝わる…

緑のカーテンで幅広く日陰をつくることで直射日光を避けられます。

横浜市南区 緑のカーテンの効果では実際に設置した住宅の表面温度を測り、

緑のカーテンがあると、窓では約4℃、壁では約11℃、表面温度が下がることが分かりました。

という結果を得られています。

広がった葉っぱたちが、自然のサンシェードになってくれるというわけですね!

癒やし効果

緑色、自然物にこころの癒し効果がある、とはよく言われたもの。

色彩でリラックスできるだけじゃなく、植物の成長を楽しんだり、葉っぱの間からの木漏れ日を見入ってみたり。
明るい日差し、窓の外で揺れる緑を眺める…素敵な空間です。

種をまき、芽が出て、毎日すこしずつ大きくなっていく…その育ちかたに「命のはぐくみ」を感じることができます。
最初はちゃんと育つか不安だけど、どんどんたくましくツルを伸ばしていくさま。子供の成長を見守る親の気分。

「美しさ」と「成長」という前向きさを見せてくれる癒しです。

食育効果

子どもがいればもちろん、いなくても。
収穫できる野菜を育てれば、実りの時期にはとってもうれしい収穫が待っています!

よくぞここまで育ったなぁという喜びと、それを美味しくいただける喜び。
たとえうまくいかなくても、自然とはそういったものだという学びがある。

自分の手で育てた野菜を食べるのは、ひごろスーパーで買い物をしているわたしたちには貴重な機会。
ひとつの野菜ができるまでの過程を学んで、おいしくいただけるありがたさを実感できます。

インテリアとしても楽しめる

インというかアウトテリア?なものですが。
癒しのメリットともかなり近く、「おしゃれなインテリア」として窓を飾ってくれるでしょう。

来客の反応もよいものになります。実際にやっている人はそう多くないのかもしれませんね。

節電・癒し・食育と、育てるメリットはたくさんです!

緑のカーテンの注意点(デメリット)6つ

では、実際にはじめるにあたって気をつけるべきことは何なのでしょう?
それは…

  • 妊娠中は避ける
  • 育つまで時間がかかる
  • 場所とる
  • 虫が寄る
  • 水やりが頻繁
  • 掃除・後片付けが大変

以下で詳しく説明していきます。

妊娠中は避ける

妊娠中は土仕事はやめておいたほうがいいです。トキソプラズマ感染のおそれがあります。

ガーデニング好きの女性に勝手に悲報です。産前産後の土いじりやめておいたほうが無難だよ!という話。 私も家庭菜園が好きなもので、妊娠前や産後にベランダで野菜やハーブを育てて

こちらの記事で妊娠中の土いじりについて突っこんで書いています。

育つまで時間がかかる

地方によりますが、とりわけ北の地方では育て始めの時期・成長速度ともに遅いです。
わたしも東北地方なので、大きくなるまでに結構ヤキモキしました。

当たり前ですが、最初からカーテン状に葉が広がっているわけではありません。
苗から育てたとしても、大きく育つまでには時間がかかりますね。

参考までに、
緑のカーテン ゴーヤ
こちらが2016年8月7日のわが家のゴーヤです。

つるが伸びてきているものの、葉が生い茂る状態には至っていない。
画像がこれしか残っていませんが、しっかりしてきたのは9月前後だったかと。

種からの栽培、開始時期、栄養状態などいろいろな条件があってのことではありますが、「望んだときにカーテンになっているとは限らない」と思っていたほうがいいでしょう。

場所をとる

地面で育てるか、プランターで育てるかでも多少違うでしょうが。
「栽培している側の窓」と「プランターの場所」は人が通れないし、物が置けません。

植物のつるがガッチリ巻かれるので、一度くるくると巻きついたら固定されちゃいます。その窓には洗濯物が干せません。
そう、洗濯物を干す場所が減るというのが地味につらい。

干すところをあらかじめ残しておいて、栽培計画を立てましょう。

虫が寄る

flower_butterfly
緑のカーテンに限ったことではないですが、植物を育てていれば当然虫が来ます。
昆虫のおかげで受粉、実がなるのであって自然の流れのひとつです。

ただ、害虫を放っておくとよくありませんね。
たとえばアブラムシは植物の養分を吸って、しかもあっという間に大繁殖するので対策に追われることになります。

害虫駆除スプレーを使ったり、木酢液や自作の溶液などで対策する方法があります。
わたしの育てたゴーヤにはハナアブくらいで虫害はあまりなかったですが、代わりに?病気(おそらくつる割れ病)にかかってしまいました。ゴーヤは虫や病気に強いらしいんですが…。

というわけで、どうしても虫が苦手だ!というのならやめておいたほうがいいですね。

水やりが頻繁

緑のカーテン 水やり

最初はそうでもないけど、ある程度育ってきてからの問題が水やり。

特に実のなる野菜は水をたっぷりあげないと大きくなってくれません。
真夏は朝・夕と一日2回の水やりになったりして、忙しく生活している人にはつらいかも。

こころと時間にほどほどの余裕があったほうが、ちゃんとお世話してあげられると思います。

掃除・後片付けが大変

片付けは緑のカーテンが役目を終えたときだけ…だと思ったら大間違い。

葉っぱが落ちればそれを拾い、花が落ちればそれを拾う。
地面に直接植えていれば放っておいても大丈夫かもしれませんが、ベランダでのプランター栽培だったりすると掃除はちょこちょこ必要です。

ようやくシーズンが終わり、さて撤収するか!となると今度はツルがぎちぎちに巻いていて取れない。
枯れてカラカラになってから、ツルを引っ張るとポロっと落ちるようになるのを待つといいです。
ツルの生命力はすさまじく、平気で網戸にも巻き付いてきますよ。すごいよ。

ツルのほかにも茎や葉っぱ、根っこ、土など撤収作業はなかなか重労働です。
土は再利用するにも根を除いて再生材や肥料を混ぜたりする必要があるんですよね。それも面倒なので捨てるわけですが、土は重いし自治体によって捨てるルールがあるかもしれない。なかなか厄介なのです。

それでも植物を育てるのは楽しいんですよね

デメリットばかりあげてしまいましたが、わたしはやっぱり植物を育てるのが好きです。
種をまいて、成長を見守って、大きくなってくれたらすごく嬉しい。
窓から植物たちの葉が揺れているのを見るとなんとも言えない達成感・満足感をおぼえますし。

「節電対策」という面だけを見て緑のカーテンを育ててしまうと、困ったところが目についてしまうと思います。
「植物を育てるのは楽しい」と思える人、感じてみたい人はぜひ挑戦してみてほしいです。

面倒くさがりには人工グリーンカーテン

ちなみに「リアルな植物を育てる暇がない」「自信がない」ときに気になるのが人工の緑のカーテンです。
フェイクグリーンカーテンとも言われているようです。

人工(フェイク)なので本物のように葉っぱ表面からの蒸散効果はないけれど、日陰づくりには十分役に立ちます。
結束バンドで取り付けるタイプ、フェンスのように立てかけられるタイプなどがあり、場所によって使い分けられます。

子どもが小さいうちの数年はフェイクグリーンを使うなど、状況によって実物・人工のどちらにするか考えていきたいですね。