山田工業所の打ち出しフライパン購入レビュー!鉄の魅力と使い方、手入れについて

このたび、憧れていた鉄のフライパンを購入しました。
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山田工業所さんの打ち出しフライパンです。

この記事では購入に至るまでの鉄フライパンの魅力、弱点、使った感想をご紹介します。

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鉄のフライパンを選ぶ理由は「信頼」

わが家ではずっとテフロンとかなんとかコーティングのフライパンを使っていました。
安いからつい買って、ダメにして来ました。

そういうフライパンは強火や金属で扱うと表面のコーティングが劣化して、すぐ焦げ付いちゃうんですよね。

熱に強いとうたったコーティング系や、セラミックなどの「強度があってこびりつかない!」と評判の素材もあります。
それらの中にも使い勝手のいい商品はあるのでしょう。

しかし、消費者庁がオークローンマーケティングに措置命令、フライパン「セラフィット」の耐摩耗テスト表示などを問題視というニュースも…
誇大広告によって消費者をあざむく売り方をしている会社がある、といっても過言ではないと。

世の中に散らばるフライパンの中から何を選べば良いのか。
それを考えた時に、単純明快な「鉄」という素材に安心感を覚えました。

古くから使われ続けている鉄のフライパン。
長く食の現場で用いられている事には相応の理由があるはずです。

プロの料理人が使うのはいつも鉄。それこそが信頼につながります。

人間関係でも信頼がなければ長いおつきあいはできませんよね、極端な気もしますが、調理道具だって同じような考え方ができると思います。

信頼し、それが愛着に変わっていくのではないでしょうか。

具体的な特徴は?

精神論はこのへんにしておきまして、具体的なメリットデメリットの話にしましょう。

どれだけ信じていても裏切られてしまったら残念すぎますから…。

鉄フライパンの利点(メリット)

  • とにかく丈夫
鉄なのでもちろん丈夫。ちょっとやそっとぶつけたくらいではビクともしません。
むしろぶつかった相手の心配をするべき。
  • 気兼ねなく強火にできる
コンロの力をいかんなく発揮できます。特にガス。
熱伝導率が低い(熱を溜められる)ので、一度温まったら火力を下げても熱いままです。
豪快な調理はお手の物!焦げの心配があるので常に超火力で使うのは勧めませんが、火の通りやすさと水分の飛ばしやすさはダントツです。
  • 鉄分が摂れる
僅かながら…といえど馬鹿にできません。
ひじきの鉄分が1/9に!? 「調理器具」によって変わる栄養成分の不思議を参考にいただきたい。
これまでひじきには鉄分が豊富に含まれているとされてきましたが、それは鉄鍋によるものだった事が判明したのです。驚きです。鉄の調理器具を使うのは、栄養面でも良い効果が得られると言えますね。
子供さんのいる家庭ではより好ましいのではないでしょうか。
  • 美味しく出来上がる
素人の私でもそう感じるのはプラシーボなのか分かりませんが、強火力で炒める事によりすぐに火が通ります。
火の通りが早ければ、食材から余分な水分が出るのを抑えられます。
なので炒め物なのにベチョベチョ…という事態を避けやすくなるんです。
シャキッとした野菜炒めを作るのにはもってこいです。
  • 時短になる
火の通りが良いので必然的に早く出来上がります。
  • 持ってるだけで気分が良い
無骨でカッコいい調理道具はテンション上がります。
鉄製品があるんだ…とインテリアとして眺めるのもまた一興。
ただ放っておくのはフライパンも可哀想だし、錆びる可能性もあるので適度に相手をしてあげたいですね。

鉄フライパンの欠点(デメリット)

  • 重い
まず間違いなく重いです。
鉄なので仕方がないですが、女性がプロのようにガッシガッシ煽って炒めるのは至難の業ではないでしょうか。
少なくとも私は片手で持つとフラフラします。
大きさにもよりますが、取り回しはちょっと大変ですね。
  • 強く焦げ付くと落とし辛い
焦げ付きの落とし方については後述しますが、油の量が少なかったり強火すぎるとうっかり焦げ付きます。
調理後時間が経つほどこびりついて落としにくくなります。
  • 油の量が増える
フライパンに油を馴染ませたり食材を焦げ付かせないためにも、他のフライパンよりも油の量は増えます。
単純に油を減らして調理したい…という方には不向きかもしれません。
  • 家族の理解を得にくい(かも)
自分以外の家族は、「普通にフライパン使いたいのに…鉄めんどくさい…」
と思っている可能性があります。鉄フライパンはいいものですが、押し付けるのも良くありません。
せっかくキッチンに立ってくれる人がいるなら、他のフライパンも用意しておくか話合いをしましょう。

以上が私の調べたことと、実際に使ってから感じた利点欠点です。

実際のところ、鉄フライパンを使うのって自己満足の部分も多いとは感じてまして…
家族に面倒な思いをさせてしまうんですよね。

我が家では受け入れて貰っていますが、使い方や手入れについて共有したり、失敗して焦げ付かせても気にしないことにしています。

鉄フライパンの使い方

この方法が完全に正しいかどうかは自信がありませんが、調べて実践しているお手入れです。

まず、購入時の説明書に最初に中性洗剤で洗い、油をひいて野菜くずを炒め、また洗うと油が馴染んで良いと書いてありました。
最初にそれを行っています。

初回に超強火で空焼きする、というのもセオリーらしいですが私はそれなりの火でしかやってません…
大して問題は感じてないのでまぁいいかな、と。

普段の使い方

  1. フライパンを空焼き(油なしで加熱)
  2. 油を多めにひき、多すぎた場合はオイルポットに戻す
  3. 調理中は基本は弱火~中火
  4. 調理後はアクリルたわしか普通のスポンジで水(お湯)洗い
  5. 空焚きして水をとばして終わり。
  6. ※キッチンペーパーで油を塗ると錆びの予防になります。塗りすぎるとダラダラ垂れるのでほどほどでOK。

具材がフライパンにくっつかない方法を調べると、具材投入前にできるだけ熱するとか、弱めの方がいいとか色々ありましたが…
どうやら「高温の鉄に油を入れると油が回りやすく馴染みやすい」ということのようです。

また、教えてgooのフライパンを熱してから油をひく原理という質問はとても興味深い内容です。
要約すると「油の投入の後先に関わらず、単純にフライパンの温度を高くしていればどちらもくっつきにくかった」という実験結果を得られた方がいます。

また、鉄は一度温まれば冷めにくいです。
なのでずっと強火にし続けると必要以上に高温になるので、調理中の火加減はちょっと弱いくらいでちょうどいいかと思います。

鉄フライパンを使う注意点

注意点としては超熱々の状態のまま冷水で流さないこと。
変形や割れの原因になるかもしれません。多少落ちついてから水で流すのは大丈夫です。

逆にフライパンが冷えてからだと汚れが落ちにくくなるので、使用したら早めに洗いましょう。

焦げ付く理由と焦げ付きのリセット方法

なぜ焦げ付くのかについては色々なパターンがあるようですが、

  • 火加減が強すぎる、弱すぎる
  • 油が足りない
  • 洗剤や金属たわしで洗って油膜が落ちる

というのが原因ではないでしょうか。使ってすぐに手入れをすればそう酷くはならないのですが…。お手軽な焦げ落としからちょっと大掛かりな方法までご紹介します。

重曹を使う方法

アルカリ性で粒子の細かい重曹。油等の酸性の汚れ落としに役立ちます。

  1. 大体水1カップに対して、重曹大さじ1杯を目安に溶かします。
    フライパンに焦げが隠れる程度に投入、沸騰させます。
    波々入れるとあふれるかもしれないので、控えめにしたほうが良いかと思います。
    長く煮るほど落ちやすくなるようですが、様子を見ながら調節してください。
  2. そのまま数時間置いておくと汚れが浮き上がって落ちやすくなっています。こすりつつお湯か水で流します。
  3. 残った焦げも、重曹を付けてこすると取れる場合があります。

油膜を剥がして磨く方法

https://www.furaipan.com/kikaku/shitumon/qa56.shtml

こちらの「焦げ付きの解決方法」を参考にしています。

  1. 油膜を落とすため、濡らしたナイロンタワシにクレンザーを付けてフライパンを磨きます。
  2. 水で洗い流し、水分を拭き取って乾燥させます。
  3. 80~100番のサンドペーパーでがっつり磨き、再度水洗いして乾燥させる。
  4. 強火で空焼きする。玉虫色になるまで熱し、粗熱が取れたところで油を入れて弱火で5分。
    油を戻したらキッチンペーパーで内・外側ともに拭いておく。

他にも焦げ付き箇所を直接コンロの火で熱して炭化させ、炭になったところを金属タワシ等でこそげ落とすという荒業もあります。
その作業を行った後も、油膜を剥がして磨く方法と同様の手順を踏む必要があります。

以上が代表的な鉄製品の再生方法になります。

多少手間はかかりますが、手入れさえすればほぼ一生ものとして付き合えます。
新しいフライパンを買い換えるか、一つのものを使い続けるかは考え方次第ですね。

結構たくさんある鉄フライパン

最後に鉄フライパンのメーカーを紹介しておきますね。

山田工業所

まず私が購入したのが山田工業所のもので、ビタクラフトとコラボしたフライパンです。

こちらなんですが、個数限定らしいですがいくつなのかは不明。無くなる気配まだ感じません。

元々山田工業所さんの鉄打ち出しフライパンが気になっていたところで、ステンレス鍋の大家?のビタクラフトとコラボしている商品を発見。
鉄のフライパンにステンレスの持ち手がついています。
普通の鉄製より割高ですが…思い切りました。

中華鍋のようになだらかな形をしているので、うっかり野菜を溢したりしますが満足しています。
山田工業所の通常商品には中華鍋や底平フライパンもあります。
一部受注生産で納期3~4ヶ月の品物もあるようです。

リバーライト

こちらも鉄フライパンの有名所、リバーライト。

丈夫で美しく、親子三代で使えるよい道具を、と掲げているリバーライト。

洒落た社名ですが日本製、公式ホームページも真摯な印象を受けます。
価格的にも山田の半分くらいで手が出しやすいです。
ハンドルがガタつく等の感想が見受けられましたが、販売店で有料にて交換手続きができるようです。

岩鋳

岩鋳は伝統工芸品の指定を受けた南部鉄器の会社です。

南部鉄器という事で重厚感は抜群、重さも抜群なので煽って使う類のものではありません。
フライパンというよりスキレットですね。

鉄を伸ばすのではなく鋳型に流し込む鋳鉄で製造されています。
表面に小さな穴が無数にあるのでくっつきにくく、空焼きの作業は不要です。

じっくり焼き上げたり、ヘラで混ぜる焼き方であればとても美味しい料理ができることでしょう。

錦見鋳造株式会社

錦見鋳造株式会社は魔法のフライパンで有名。
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鋳物のフライパンで、鉄の保温性の高さを持ちつつ1.5mmという薄さから軽さまで実現しています。

空焼き不要、油返しは推奨。その取り回しのよさからか非常に人気があり、何とネットでの正規品購入は24ヶ月待ち!

公式サイトで取扱店表記のないお店は値段を上げた転売の可能性があります。
転売禁止となっていますので待ったとしても正規品を購入しましょう。

デバイヤー

デバイヤー(de Buyer)はフランスの老舗メーカーです。

料理の歴史ある国のご長寿商品(という表現があるのか)だけあって、その品質は確かなもの。
シンプルなデザインが繊細なイメージもあって素敵です。
持ち手に穴が開いていて引っ掛けられるのもいいですね。

開封時には酸化防止の蜜蝋が塗ってあるので、熱湯で洗い流してからの油慣らしが必要です。

以上の他にも色々な会社さんが作っておられるので、ぜひ気に入ったフライパンを見つけてくださいね。
価格もウリもそれぞれなので、希望にあったものがきっとあると思います。

なおIH対応の商品も多いのですが、熱源は直火のガスコンロが好ましいです。
IHの場合は熱が底面の一箇所に集中し、側面等との温度差で変形するおそれがあります。

良い道具は毎日が豊かになる

まだ使い始めて日は浅いですが、今後馴染んでくるのがまた楽しみです。
毎日のことですから、自分なりの使い方で気分良くご飯をつくりたいですね。

この記事によって鉄のフライパンの魅力が伝わると嬉しいです。
みなさんもぜひ一度使ってみてはいかがでしょうか。

購入後二ヶ月が経ちました。
徐々に焦げ付きにくくなっている感じがします。高温にできるので水分を飛ばす作業がある料理などはとても活躍してくれています。

ただし重さや手入れが必要だったりと、ひょいと手に取る気軽さはないので、小さめの安いフライパンと併用しています。時々使用感を追記していきますね。

半年が経過し、大幅に追記・改訂しました。
ある程度鉄フライパンに対する情報をまとめられたかと思います。

夫も使ってくれるようになり助かっていますが、先日大規模に焦げ付かせたのを放置されてしまいました。
なので金属タワシで擦り落とし、洗って空焼きして油慣らしをしました。焦げが取れれば元通りに使えています。

上に小さいフライパンと併用と書いた状態は変わりませんが、小さめの鉄も欲しくなってしまったところです。
鉄を慣らしていくのは何だか楽しい気分です。

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